「ギャルとギャル男の文化人類学」を読んだ!

キラキラ・ポッドキャスト宇多丸さんがお勧めしていた、というきっかけで読んでみた一冊。

本書は高校・大学でイベサー(イベントサークル)活動に精を出していた著者によるギャル・ギャル男が作り出す社会についての紹介本である。

私の人生では関わりもなく、これからもかかわらないであろう世界を垣間見れた。すむ世界が違うとはまさにこのことで、友人感、恋愛感や、組織の形成やその中での立ち振る舞いなど、独自の社会観はとても興味深い。学校のクラスで目立ってた連中が作り出した理想のユートピア、というのは言い過ぎだろうか。ただその中のルールで一線を越えたものはやはり、その組織にはいられないらしい。

だからといって素行超良好で育った私としては迷惑だなーと思うような行為も多かった。ただ彼らはそんなの確信犯でやっていて、若いうちだからある程度許される、ものとして将来の財産になるために行っている行為、だとか。ふーん。

ただ、はてなユーザ、にちゃんねらーにも共通していることはあって、みんな寂しいんだよなー。だから居心地がいいコミュニティーに浸ってしまう。その場所は彼らにとってイベサーであって、私がはてなということになる。どっちもどっちだねー。

ギャルとギャル男の文化人類学 (新潮新書)

ギャルとギャル男の文化人類学 (新潮新書)